勉強方法
短期取得を目指すには出来るだけ集中できる環境と時間が必要です。あとはあなたに合った良いテキストを入手し要点を押さえて勉強しましょう。
私が実際に試した最強の勉強方法は語呂合わせを使った勉強方法です。あなたも学生時代に歴史の年号をおぼえるために語呂合わせを使って勉強していませんでしたか。
そんな語呂合わせを危険物乙4の勉強に取り入れた語呂合わせ最強勉強方を詳細に解説します。
あなたも独学で必ず資格取得できます。
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独学で勉強される方に私のおススメのテキスト本を紹介します。
多くの学生や一般の方々から指示をいただいている一冊です。
ナツメ社出版
ゴロ合わせでスピード合格!乙種第4類危険物取扱者試験
この書籍では、ゴロ合わせのリズムで覚える「語呂合わせ勉強法」について詳しく解説されています。
それではいちぶ、中身を抜粋して紹介します。
語呂合わせってなに?
・計画的に勉強することが大事
・短期間で効率よく合格を目指せる
・きちんと意味を理解して語呂合わせを覚える
・目、耳、口、手を使って覚える
まめに目を透す 声を出して読む ノートに書く うしろを隠して読む 10個ずつ覚える こ
・例題、模擬試験を試してみよう
問題を解いてみる
▼1つの語呂合わせから選択肢すべての正解がわかる
1つの語呂合わせを当てはめるだけで、1~5の選択肢すべてについて、正しいか誤りかがわかる問題の場合です。
問題法令上、指定数量の1割を超える量の危険物の混載について、次のうち誤っているものはどれか。
1 第1類と第6類の危険物は混載(一緒に運搬)してもよい。
2 第2類と第4類の危険物は混載(一緒に運搬)してもよい。
3 第3類と第4類の危険物は混載(一緒に運搬)してもよい。
4 第4類と第5類の危険物は混載(一緒に運搬)してもよい。
5 第5類と第6類の危険物は混載(一緒に運搬)してもよい。
<解き方>
1台のトラックに危険物を混載する場合、混載できる危険物を問う問題です。混載に関する語呂合わせを使って解きます。
語呂合わせ
混載は 1-6、2-4、3-4、4-5の2-5で1割規制なし
この語呂合わせは、指定数量の1割を超える危険物の混載は、「1-6」つまり第1類と第6類、「2-4」つまり第2類と第4類、「3-4」つまり第3類と第4類、「4-5」つまり第4類と第5類、「2-5」つまり第2類と第5類の組み合わせが認められているという意味です。これを1~5の選択肢に当てはめてみると、1~4は正しく、5が誤りとわかります。したがって答は5です。
▼語呂合わせから1つの答が特定できる
乙種第4類危険物取扱者の問題はすべて五択形式で、その大半は「誤っているものはどれか」もしくは「正しいものはどれか」というものです。したがって、たとえ選択肢すべての正誤がわからなくても、語呂合わせを的確に当てはめて、誤っているもの(正しいもの)がわかれば答を特定できます。
問題燃焼について誤っているものは、次のうちどれか。
1 燃焼とは化学反応である。
2 燃焼とは光と煙をともなう酸化反応である。
3 炭化水素の有機物が完全燃焼すると水と二酸化炭素になる。
4 マグネシウムが燃焼すると酸化物になる。
5 燃焼とは物質が酸素と化合する酸化反応である。
<解き方>
これは、燃焼に関する問題です。燃焼の定義に関する語呂合わせを使って解いてみましょう。
語呂合わせ
燃 焼 は酸素で光・熱
この語呂合わせの中の「燃焼は」「光・熱」は、「光と熱」を出す酸化反応(化学反応)が燃焼であるいう意味です。選択肢1~5を見ると、2の「光と煙」が誤りだとすぐにわかります。
問題危険物を運搬しているトラックが急停車したため、積んでいたドラム缶が転倒して、一緒に積んでいた鋼材にあたり、亀裂が生じて危険物が漏れた。このような事故を防ぐための対策として、誤っているものは次のうちどれか。
1 ドラム缶を荷台に固定し、倒れないようにする。
2 ドラム缶を破損するおそれのある物と一緒に積載しない。
3 最初から倒れないように、ドラム缶を横にして積む。
4 安全運転を励行する。
5 運搬する危険物の性質や消化方法を知っておく。
<解き方>
危険物を運搬している時の事故防止対策についての問題です。まず、運搬の基準に関する語呂合わせを思い出すことが肝心です。
語呂合わせ
運搬は、票・消・上向き・免状 不要
1~5の選択肢の中で、この語呂合わせを使えそうなものは3です。この中の「上向き」の意味を思い出してください。これは、運搬の際は容器の口を上向きにし、密栓しなければならないということです。したがって、3の「ドラム缶を横にして積む」は誤りだとわかります。
このように、1つの選択肢に注目して語呂合わせを当てはめてみると、他の選択肢の正誤がわからなくても一発で答が出ることを覚えておいてください。
▼関連する2つの語呂合わせを使う
何の問題なのかを理解したうえで、関連する語呂合わせを2つ以上使い、選択肢の正誤がわかる場合もあります。
問題法令で定める製造所のうち保安距離を義務づけられているものは次のうちどれか。
1. 屋内貯蔵所
2. 給油取扱所
3. 移送取扱所
4. 簡易タンク貯蔵所
5. 移動タンク貯蔵所
<解き方>
保安距離が必要な製造所等を見つけ出す問題です。保有空地に関する語呂わせと保安距離に関する語呂合わせを組み合わせて使います。
語呂合わせ
保空は一、製、内、外、外・簡タンク
保距は保空の簡タン以外
保安距離が必要な製造所等は、保有空地が必要な製造所等のうち「簡タン以外」、つまり簡易タンク貯蔵所以外の施設であるという意味です。
そこで、保有空地が必要な製造所等を表した語呂合わせを思いだします。「簡タン」を除いた「一、製、内、外、外タンク」、つまり一般取扱所、製造所、屋内貯蔵所、屋外貯蔵所、屋外タンク貯蔵所には保安距離が必要なわけです。1~5の選択肢のうちでこれに当てはまるのは、1の「屋内貯蔵所」だけです。
2つの語呂合わせの使い方には、関連する語呂合わせをそれぞれの選択肢に当てはめて使う場合もあれば、2つの語呂合わせを組み合わせて使うこともあります。関連する語呂合わせは、まとめて覚えておくとよいでしょう。
▼選択肢1つ1つに語呂合わせを使う
問題によっては、1~5の選択肢1つ1つに語呂合わせを当てはめなければ、答が導き出せないものもあります。大変に思えますが、語呂合わせをしっかり覚えていれば、正解にたどりつくまでに時間はかかりません。おっくうがらずにきちんと検証しましょう。
問題次のうち誤っているものはどれか。
1. 水の蒸気比重はエチルアルコールより小さい。
2. 水の熱伝導率より銀の熱伝導率のほうが大きい。
3. 濃い食塩水の氷点は、普通の水よりも低い。
4. 熱の対流は液体と固体だけに起きる。
5. 水の体膨張率より空気の対膨張率のほうが大きい。
<解き方>
この問題は、物質の性状についての問題です。1~5を見ると「比重」「熱伝導率」「氷点」「熱の対流」「対膨張率」の言葉があります。それぞれに該当する語呂合わせを思い出してください。
語呂合わせ
水は4〔℃〕で最大密度
4類は軽水、重空、常温可燃液
熱伝大は固>液>気
水に塩で沸点上昇、氷点下降
熱動は伝・対・ふく
気>液>固順に膨張
選択肢1には比重に関する語呂合わせ2つを使います。「重空」は、アルコールなど第4類の危険物の蒸気は空気より重いことを示しています。一方、水の蒸気比重は1より小さいことがわかります。したがって、空気より軽い水蒸気のほうが蒸気比重は小さく、1は正しいとわかります。
選択肢2には熱伝導率に関する語呂合わせを使います。これは、熱伝導率が大きい順に並べると固体、液体、気体の順であるという意味ですから、水(液体)より銀(固体)のほうが熱伝導率が大きく、2も正しいとわかります。
選択肢3には氷点に関する語呂合わせを使います。この中の「水に塩で」「氷点降下」は、水に塩を溶かした場合、氷点は低くなることを表していますから、3も正しい。
選択肢4には熱の移動に関する語呂合わせを使います。この中の「熱動」「対」より、熱の移動の仕方の1つ対流とは「液体と気体における熱の拡散」のことですから、4の「液体と固体」は誤りです。
最後に、選択肢5には体膨張率に関する語呂合わせを使います。これは、体膨張率が大きい順に並べると気体、液体、固体であることを示していますから、水(液体)より空気(気体)のほうが大きく、5は正しいとわかります。したがって答は4です。
ナツメ社出版「ゴロ合わせでスピード合格!乙種第4類危険物取扱者試験」より引用
このテキストに書かれている内容を詳しく知りたい方は、この本の購入をおススメします。
ゴロ合わせでスピード合格! 乙種第4類危険物取扱者試験 第3版
語呂合わせの意味が詳しく解説されています。
化学や法律に関して全く無知でも、この一冊をすみずみまで読むことでほぼ 合格まちがいなし!!
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勉強計画
試験科目は「危険物に関する法令」「基礎的な物理学及び基礎的な化学」「危険物の性質並びにその火災予防及び消化の方法」で科目ごとにそれぞれ60%以上の正解が必要になります。
全科目の合計が高得点であっても、一科目でも60%以下の得点となった場合は不合格になってしまいますので、そのことをよく念頭において、苦手な科目がないようにバランスを考え計画をたてましょう。
最低でも40時間から60時間を目標に勉強しましょう。【一日3時間以上で2週間から3週間】
いずれにしても『苦手科目克服がカギ』です!!
過去問題
過去問題を何度も反復して解くことが重要になります。まずは過去問題を入手しましょう。
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過去問題集
参考までに下記のような問題集もあります。(三冊ともに、鈴木 幸男 著)
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