はじめに
近年、企業では社員のスキルアップを目指すため各種資格の取得を義務付ける傾向にあって、それぞれの資格が昇進へのパスポートすなわち、キャリア形成の土台と言っても決して過言ではありません。
出来れば職に就く前に取得されることがいちばん望ましいと思われます。基本給や時間給のアップ資格手当など全体の収入アップに繋がり、同期入社の無資格者よりも一段も二段も高いスタート地点に立つことができます。
いわば勝ち組スタートです。
自身の経験からしてもまさか50歳半ばを過ぎてから危険物乙4の資格を取得する事になるとは思ってもいませんでした。
同期入社や後輩の同僚達には一歩も二歩も先にいかれてしまい負け組となってしまいました。
このまま終わる訳にもいかず意地でも資格を取得して少しでも差を縮めようと努力し、なんとか取得することができました。
これから自身の経験をもとに、短期取得を目指すあなたの為に資格取得までの流れと有用な勉強方法を解説いたします。
合格率
危険物乙種第4類は他の乙種や丙種と比較すると大変人気度が高く誰でも受けることができ受験者の人数はかなり多いこともあって合格率は全体の30~40%と少々難易度が高い様にも思われます。
しかし、勉強法次第では突破できる確率もグンと上がります。
あなたも負けずに挑戦してみてください。
危険物乙4試験日程
はじめに下記リンクから試験日程を確認して、どの試験日に照準をおいて学習をはじめるのか、しっかりと計画を立てるようにしましょう。
受験資格
甲種に関して言えば様々な厳しい資格取得要件がありますが乙種と丙種は年齢に関係なくどなたでも受ける事が出来ます。
試験申し込み書類の準備と申請
まず申請の方法には二種類あります。書面による申請と電子申請です。
インターネット環境やスマホをお持ちの方は電子申請が便利でおススメです。
24時間いつでも申請する事ができます。
・書面申請
次の場所で願書と受験案内を入手してください。
案内に従って願書の作成と必要なものを揃えてください。
各都道府県の消防本部又は、一般財団法人消防試験研究センター支部及び関係機関。
東京都内の各消防署又は、一般財団法人消防試験研究センター本部及び中央試験センター。
・電子申請
24時間申請可能です。
勉強方法
短期取得を目指すには出来るだけ集中できる環境と時間が必要で過去問題を何度も反復して解くことをお勧めします。
また、独学で学ぶことが難しいと思われる方は通信講座などのツールを利用する事も選択肢のひとつとして考えてもよいと思います。
テキスト本の購入 【イチオシの紹介】
独学で勉強される方におススメのテキスト本を紹介します。
多くの高校生や一般の人たちも利用しているナツメ社出版の【ゴロ合わせでスピード合格!乙種第4類危険物取扱者試験】
この書籍では、ゴロ合わせのリズムで覚える「語呂合わせ勉強法」について詳しく解説されています。
巻末には多くの例題や模擬試験も収められていて大変重宝でお得な一冊です。
ちなみに、わたしは独学でこのテキスト本一冊だけで合格を手にしました。
この他にも様々なテキスト本がありますので自分に合ったものを選ばれるのがベストかと思います。
アマゾンやヤフーショッピング、楽天のサイトで探してみてもよいでしょう。あなたのお気に入りの一冊が見つかるかも!!
ゴロ合わせでスピード合格! 乙種第4類危険物取扱者試験 第3版
計画をたて効率よく勉強
試験科目は「危険物に関する法令」「基礎的な物理学及び基礎的な化学」「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」
科目ごとにそれぞれ60%以上の正解が必要になります。
全科目の合計が高得点であっても一科目でも60%以下の得点となった場合は不合格になってしまいます。
そのことを念頭におき、苦手科目がない様うまく計画をたてて望みましょう。
『苦手科目克服がカギ』
最低でも勉強時間は40時間から60時間とるようにして一日3時間以上で2週間から3週間を目標に頑張りましょう。
過去問題
参考までに下記のような問題集もありますョ!
三冊ともに 鈴木 幸男 著
このような問題集を最大限利用して、出来るだけ多くの問題を解くことが合格への確率が数段もアップします。
試験当日
体調管理には特に注意をして万全の態勢で臨みましょう。
時間には常に余裕を持って行動し受験票や鉛筆(HB又はB)消しゴムは忘れないよう特に注意すること。
試験はマークシート方式で、試験時間は2時間です。
35分を経過して全て終わっていれば自主退室することが可能です。
私的には自信があっても2回以上の見直しをすることをおススメします。
試験内容は「危険物に関する法令」15問「基礎的な物理学及び基礎的な化学」10問 「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」10問。
合格ラインは科目ごとに60%以上の正解が必要。15問中9問以上10問中それぞれ6問以上の正解が必須の条件です。
解答速報
解答速報は残念ながらありません。試験問題の持ち帰りが認められていない。各所で行われる受験日が同日開催でないためと思われます。
インターネットの2chやSNS等で解答速報をうたった情報の書き込みが出回ることがあります。あくまでも公式情報ではないので参考程度として考えましょう。
確実な情報ではないので合格発表まではしっかりと待つことがよいと思います。
合格発表
発表日は、 「一般財団法人 消防試験研究センター」のHPの各支部より確認してください。
免状交付申請
合格したら免状の交付申請が必要になります。「試験結果通知書」が届いたら免状の交付申請をしましょう。
申請に必要なもの
・試験結果通知書(この通知書が免状交付申請書になります)
申請日・申請者氏名・連絡先を忘れずに記入すること。
ハガキの切り離しは厳禁です!!
・収入証紙(2900円分)(注)収入印紙ではありません。
購入場所は、コンビニ・郵便局・法務局・区役所・警察署・運転免許試験場・自動車学校など。
申請書に貼付すること。
・返送用封筒(定型サイズ)
392円分(簡易書留)の切手を貼って表に返送先の住所氏名を記入。裏面には受験番号を記入。
以上のものを送付または各支部へ持参してください。
免状受領
申請受付後、概ね10日から2週間後に交付されます。
詳しくは「試験結果通知書」に免状の発送予定日が記載されているので確認しておきましょう。
受け取ったら記載事項に誤りがないか、しっかり確認する事。
今回の受験で合格できなかった人は、一年に数回のチャンスが有ります。受かるまであきらめないで何度でも挑戦しましょう。
Good Luck!!